ナイジェリア国立アブジャ大学協働プロジェクト その1 ナマズ養殖に関するご報告

日頃より弊財団の活動に関しましては、何かとご支援ご協力を賜り誠にありがとうございます。
本日は、国立アブジャ大学との共同プロジェクトの1つである「ナマズ養殖」に関しまして、ご報告申し上げます。

2022年8月上旬、養殖をしていたナマズ10,200匹の全数が盗難にあいました。
同年3月13日(日)に稚魚10,000匹を放流し、その後200匹を追加放流しました。ナマズは順調に成長し、放流から5か月後の8月に全数漁獲し問屋に卸すためTAIYOグループ管理者が8月3日(水)に養殖池に出向いたところすべてのナマズが漁獲されており、養殖池のセキュリティスタッフ2名に漁獲日を確認したところ、漁獲した事実はなく盗難であることが判明いたしました。
管理者は直ぐに大学に報告し、大学の指示でセキュリティスタッフ2名が警察に拘束され2週間の事情聴取が行われましたが、残念ながら実態を掴むことはできませんでした。
これを重くみた大学は、ラシード副学長の命令で関係者を招集し今後のセキュリティ対策を講じ、大学のセキュリティスタッフをTAIYOグループが雇用して養殖池の安全管理をすることを提案してきました。これまで養殖池は独自にセキュリティ対策を行ってまいりましたが、このことにより大学敷地内全体が同じセキュリティ対策で強化されることとなりました。

TAIYOグループとして、今回の漁獲後に養殖池の拡大を計画しておりましたが、それを一旦停止し、セキュリティ強化も含め、今後の運営について大学関係者(主に開発部と農学部)と話し合いを続けております。
なお、ナマズ養殖は来年2月までに再開することで予定をしております。
その理由といたしましては、ナイジェリアはクリスマスニューイヤーシーズンで12月から1月の業務遂行が難しく、11月までに再開の目処が経たない場合は、やむを得ず2月の再開となります。

皆さまのご支援のもと進めておりますナマズ養殖は、これからもナイジェリアの方々の胃袋を満たす、そして日本とナイジェリアの国際交流の架け橋となるプロジェクトとして、アブジャ大学とTAIYOグループは取り組んでまいります。
引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

SPORT FOR TOMORROW シンポジウム2022に理事長の伊藤が登壇します

Sport for Tomorrowの7年間の軌跡を辿り総括するシンポジウムが下記のとおり開催されます。そのプログラムの1つとして「SFTのレガシーとこれからのスポーツ国際協力・交流」についてパネルディスカッションが行われ、弊財団理事長の伊藤がパネリストとして登壇いたします。Zoomウェビナーでの開催となりますので、ぜひご参加・ご視聴ください。

SPORT FOR TOMORROW シンポジウム2022
日時:令和4年1月26日(水)16:00~18:35/Zoomウェビナー
参加費:無料

▸お申込みはこちらまで

アブジャ大学×Taiyo Internationall財団 協働プロジェクト その1【ナマズ養殖】 No.1の池を漁獲中

ナイジェリア時間の12/19(日) 12:00頃より。
No.5の池を漁獲する予定が排水ができず、No.1の池に変更。
No.1の漁獲が終わりました。

3,000匹の稚魚(フィンガリング)を8/28に放流して今日までの113日間で漁獲は2,348匹

No.1の池の内部評価を単純に示すと次のとおりです。
・生存率:○
・販売価格:◎
・サイ(kg):×
・味、食感:未確認
(次回の渡航で財団の理事長が食べて評価。理事長が現地入りするまで小さな池に数匹を移して育て続けます)

さらに詳しいナマズ養殖池の様子は、こちらのTaiyo International財団のFacebookページをご覧ください。
TaiyoInternational財団 | Facebook

アブジャ大学×Taiyo Internationall財団 協働プロジェクト その1【ナマズ養殖】ナマズの現状

 

 

 

一般的に、漁獲したナマズは数えませんが、生存率をデータ化する上でもTAIYOグループはカウントしています。

生存率は78.27%。
共食いが激しいナマズで、フィンガリング放流からの生存率としてはまずまずの出来です。

販売価格も今までの価格よりKgあたり1.8倍だったので、漁獲の時期も適正でした。
この原因は、養殖地がアブジャであり、クリスマスニューイヤーシーズンであったため。

よって、続いて残り4池も漁獲を
と思いましたが、ストップさせました。。

理由は、ナマズのサイズが小さいため。
4池全部を今少し育てるか、3池を漁獲して1池のみ継続して育てるかを検討しています。

サイズが小さい原因は餌の量なのか、餌の質なのか。
餌の量が少ない時にナマズの体にはある特徴が現れますが、PCの画面越しでも現地スタッフからの報告でもそれが出ていなく、何が原因なのか。

さらに詳しいナマズ養殖池の様子は、こちらのTaiyo International財団のFacebookページをご覧ください。
TaiyoInternational財団 | Facebook